カモの「坂網猟」、技能向上へ稽古場完成
2014年5月16日03時00分
江戸時代から受け継がれてきたカモの「坂網猟」の腕前向上のため、加賀市片野町の鴨池観察館前の森に「稽古場」ができた。若手猟師らが15日、網を高々と空に投げ、獲物を狙う様子を披露した。
大聖寺捕鴨猟区協同組合に所属する猟師は26人。数年前から増加傾向という。猟期は11~2月の3カ月間。猟師たちは網をはじめとする猟具を保管する観察館隣の番小屋に来る。
稽古場は健民自然園の一角にあり、広さ120平方メートル。これまでは練習場所がなかったため、加賀市が県の許可を得て、整地した。組合の池田豊孝理事長(71)は「猟場に向かう前に練習できれば、猟の腕前が上がるはず」と期待する。
引用元:http://www.asahi.com/articles/ASG5H5GB9G5HPJLB00S.html