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お知らせ)改正鳥獣法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けたニホンジカ及びイノシシの生息状況等緊急調査事業の結果について

環境省では、改正鳥獣法に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けて、都道府県による科学的・計画的な鳥獣の管理を支援するため、統計手法を用いて、(1)ニホンジカ(都府県単位)及びイノシシ(広域ブロック単位)について、平成24年度末までの個体数の推定等を実施しました。その結果、ニホンジカについてはほとんどの都府県で増加傾向であり、イノシシについては広域ブロックによって傾向が異なるものの長期的には増加傾向であることが明らかになりました。さらに、平成35年度までの個体数の推移について将来予測を実施しましたので、これらの結果を都府県で活用し、鳥獣の管理に取り組んでいただきたいと考えています。

 さらに、全国的な生息状況の動向を把握するため、(1)を踏まえて(2)全国のニホンジカ及びイノシシの個体数の推定等を実施しました。平成24年度末についてみると、全国(北海道を除く)のニホンジカの推定個体数は中央値約249万頭となり、増加傾向が続いていることが明らかになりました。また、イノシシの推定個体数は中央値約89万頭となり、長期的には増加傾向であるものの、前年度からはほぼ横ばいであることが明らかになりました。ニホンジカについて平成35年度までの個体数の推移について将来予測を実施したところ、個体数を半減するためには、現行の2倍以上の捕獲を行わなければならないことが明らかになりました。

 また、(3)最新のニホンジカ及びイノシシの地理的な生息分布の拡大状況調査を実施したところ、過去の調査とは手法が異なるものの、分布域(分布メッシュ数)がニホンジカは昭和53年度から平成26年度までの36年間で約2.5倍、平成23年度から26年度の3年間では約1.2倍に拡大し、イノシシは昭和53年度から平成26年度までに約1.7倍に拡大していることが明らかになりました。

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