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イノシシ肉給食に 浜田の小学校[島根県]

浜田市三隅町の市立三隅小など3校で19日、有害鳥獣として捕獲されたイノシシの肉を使った給食が提供された。栄養士の工夫でカレー味のミートボールに仕立て、同小ではランチルームで5、6年生が味わった

 県西部農林振興センターが進める捕獲獣肉の有効活用の一環で、市猟友会が捕らえ、「島根ポーク」(浜田市金城町)が加工した肉を栄養士の加藤陽子さんらが調理。ミンチにした肉を豆腐とタマネギ、ニンジンを加えて丸め、揚げたものを「イノシシボール」と名付けた。

 この日の給食には、同センターの担当者や市猟友会の下谷巧たくみ会長(67)も参加。下谷会長は「山に餌が減って、イノシシが農作物を荒らすようになった。共存共栄が一番だが、そうもいかず、捕獲はやむを得ない」と説明した。カレー風味で臭みを抑えたこともあり、子供らはおいしそうにイノシシボールを食べていた。

 同センターの大国一寿・林業振興課長は「今後も獣肉の有効利用策を探りたい」と話している。(石田仁史)

2014年06月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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