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熊の出没 相次ぐ 岩手では注意報発令も[岩手県]

 熊の出没が相次いでいる。岐阜県下呂市で6月30日午前11時40分ごろ、保養施設内にある森を散策中の男性(29)が熊に襲われ大けがを負う事故が発生した他、金沢市と岐阜県揖斐川町でも28日、熊にかまれたり引っかかれたりしてけがをした。熊の目撃件数が増えている地域もあり、中には、出没に関する注意報を発令した県もある。  下呂市で被害に遭った男性はヘリコプターで県内の大学病院に搬送された。襲った熊は森に逃げたという。県によると、今年度の目撃件数は29日までに116件と「ほぼ平年並み」(自然環境保全課)だが、28日にも釣り人が襲われるなど発生が相次いでいるため、県民にあらためて注意を呼び掛ける。  金沢市で28日、住宅街で犬の散歩をしていた住民が熊に襲われ頭などにけがをした。石川県によると、5月に猟友会の狩猟者が山で襲われた事故に続き2件目の人身被害となった。今年1月からの目撃情報は56件。前年同期に比べると少ないが「熊が出没するのは例年、秋。住宅街にまで出るようになったのは最近のことで異例だ」(自然環境課)という。県は里山の手入れが行き届かなくなったり、積雪が減り越冬できる子熊が増えたりしたのが原因ではないかと推測する。  この他、秋田県大館市の河川敷で21日夕、近くに住む幼児が熊に襲われ軽傷を負った。同県の今年度の目撃件数は25日までに179件と前年同期(4~6月)比48件増加。人身被害も前年より4件多い5件となり市町村を通じて注意を促す。岩手県も3月中旬、8年ぶりにツキノワグマの出没に関する注意報を発令した。森林総合研究所(茨城県つくば市)は「現時点で全国的な情勢を把握できていない」(野生動物研究領域)としながらも「子連れの熊は子熊を守る観点から攻撃的になりやすいので注意が必要。見通しの悪いところでは音を出したり、やぶの整備をしっかりするなどしてほしい」(同)と促す。

 
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