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アライグマの分布域が拡大 在来種動植物は減少、環境省調査

 環境省は4日、2008~12年度の最近5年間に全国の計約200カ所で生物を定点観測した結果、外来種のアライグマが中四国や九州北部の一部で新たに確認され、分布域を拡大したとする報告書を公表した。これまでは主に北海道や関東、東海、近畿地方で見つかっていた。

 観測は、人間の生活圏の周辺にある森林など「里地」と呼ばれる地域を対象に、監視用のカメラを設置するなどして行った。

 もともと日本に生息する在来種では、植物、鳥類、チョウ類で種の数が全国的に減少傾向を示した。個体数では鳥類やノウサギが全国的に減少傾向で、報告書は「今後の調査結果に注意する必要がある」と指摘。

 
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