イノシシのワナに男性かかる…足首をワイヤで[岐阜県]
3日午前10時10分頃、岐阜市鏡岩の金華山山林を歩いていた同市内の男性(82)が、左足首をイノシシのくくりワナ(直径20センチのワイヤ)に締め付けられて動けなくなった。
駆け付けた同市消防本部のレスキュー隊員がワイヤを切断し、救急車で病院に搬送した。男性は足に一時的なしびれがあったものの、骨には異常はなかった。
同市農林園芸課によると、金華山では最近、イノシシがよく出没し、周辺の農作物を荒らしたりすることから、昨年は46頭を捕獲。今年は5月末までに9頭を捕獲している。現在、金華山の登山道以外の山林に20か所、注意喚起の看板と一緒にくくりワナを設置しているが、人がかかる事故は初めて。
同市は今後、注意喚起の看板を増やして事故防止を図ることにしている。
事故にあった男性は、金華山のごみ拾い活動の下見をしていてワナにかかったという。
2014年07月04日 12時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun