クマ被害防止へ 鳥獣管理士講義 矢板の泉小[栃木県]
本県に生息するツキノワグマの生態についての理解を深めてもらおうと、県は15日、クマの生息域である高原山の麓を通学区とする泉小でクマレクチャーを行った。鳥獣管理士の刈部敬子さんらが講師を務め、全校児童約140人が参加した。
刈部さんはツキノワグマの毛皮などを使ってクマの大きさや特徴、食べ物などを紹介。クマが人を襲うのは人とばったり出会い自分や子グマを守ろうとしたときに多いことや、クマと近くで出会ったら静かに落ち着いてゆっくり離れることを説明した。
山や森では集団で行動すること、1人で歩く場合は音をたてながら歩くことも勧めた。「クマに襲われたら顔や首、腹を守るため、うつぶせになって首を手で隠して」と呼び掛けた。