東根・小学校近くでクマがトウモロコシ食い荒らす[山形県]

23日午前6時半ごろ、東根市観音寺の民家の隣にある畑でトウモロコシおよそ20本が食い荒らされているのを所有者の81歳の男性が発見し、警察に届け出た。畑には約15センチのクマの足跡が残されていた。この地区ではおとといも今回被害にあった場所から西に100メートルほど離れた畑でトウモロコシが食い荒らされる被害があり、東根市では同じクマによるものと見て付近の住民に注意を呼びかけている。現場から約200メートルの場所には高崎小学校がある。学校では、登下校は集団で行い児童全員にクマ避けの鈴などを身につけさせているほか、山や人気のない畑に近づかないよう外で遊ぶ際の指導を行なっている。白鷹町の十王と深山地区の畑でもそれぞれ、クマがトウモロコシやスイカを食い荒らす被害が見つかっている。県警のまとめによると県内のクマの目撃や出没件数は、22日現在で190件に上り、去年の同じ時期を40件余り上回っている。