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クマ大量出没の可能性 9月以降[富山県]

 南砺市上松尾で28日に男性がツキノワグマに襲われ、顔などにけがを負ったことを受け、県は30日、ツキノワグマ緊急対策会議を県庁で開き、被害防止対策を関係機関に要請した。今年はクマの餌となるドングリ類の不作が予想され、9月以降に出没が増える可能性があるといい、県は注意を呼びかけている。

 会議には県や市町村、猟友会など関係機関の約40人が出席。県と南砺市が28日の被害状況や、ドングリ類の豊凶予測などを報告した。

 県森林研究所がブナの開花状況から推定した豊凶予測によると、今年は1年おきにある開花がほとんどない年に当たり、「凶作となることは確実」という。ミズナラも不作が予想され、今後、クマが餌を求めて行動域を広げる可能性がある。

 県によると、今年の県内でのクマの目撃情報や足跡・フンなどの痕跡情報は29日までに計106件で、昨年1~7月より9件増えている。特に南砺市など県西部で多い。

 市街地への大量出没があった年は、9月以降に出没件数が大幅に増える傾向があるという。県は、レジャーやイベントなどで山間部に出かける際、クマの出没情報に注意することや、鈴やラジオで人がいることをクマに知らせることなど対策を呼びかけている。

 県内では30日、富山市と氷見市でクマ計3頭が目撃された。いずれも山の中で、県警などは周辺住民に注意を呼びかけた。

 
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