南砺市のクマ被害受け 県が緊急対策会議[富山県]
28日、南砺市でクマによる人身被害が発生したことを受けて、県は30日市町村の担当者らを集めて緊急の対策会議を開き、対応を協議しました。 会議には市町村の担当者や猟友会、警察などおよそ40人が出席しました。 南砺市では、28日クロスカントリーコースを走っていた54歳の男性がクマに襲われ大ケガを負いました。 県によりますと今年に入ってからのクマの目撃情報は106件と去年の同じ時期に比べて10件程度増えていますが、特に南砺市や氷見市での県西部地域での目撃が多くなっています。 県によりますと、今年は秋以降もクマの餌となるブナやミズナラが不作になることが予想されることから、クマが食べ物を求めて行動範囲を広げていく可能性があります。 会議では、県からクマの出没への注意喚起を徹底するよう要請されました。