クマ:被害相次ぐ 県「梅雨明け時期は要注意」[長野県]
クマ目撃件数がピークを迎える8月に入り、県内でクマによる被害が相次いでいる。
須坂市は4日、同市日滝のモモ畑でクマが原因とみられる農作物被害が発生したと発表した。同日朝、モモの木がへし折られるなどの被害を職員が確認した。
3日には長野市若穂保科のリンゴ畑で、わなに掛かったクマの様子を見に来た近くの男性が襲われ、大けがをした。
県鳥獣対策・ジビエ振興室によると、クマの目撃件数は6月末までに292件。夏場については「雨が降っている日はクマも移動しにくいので、梅雨明けの時期は(クマの)行動範囲が一気に広がる」として注意を呼び掛けている。また、人や農作物の被害を防ぐための対策として、畑の周囲に電気柵を設置▽生ごみを放置しない−−などを挙げている