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県内、クマ大量出没注意 餌のドングリ、大凶作[岐阜県]

◆4~8月の目撃情報、08年度以降最多

 県は4日、ツキノワグマの秋の主食となるドングリの実り具合について、「県内全域で凶作と大凶作」との調査結果を発表した。調査を開始した2008年度以降、最悪の結果で、県は「クマが餌を求めて人里周辺に大量出没する可能性が極めて高い」と、注意を呼び掛けている。

 8月21~27日、県内5圏域の26地点で、ツキノワグマの主食となるブナ、ミズナラ、コナラの着果状況を調査した。ブナは、県内全域で着果が認められず大凶作。ミズナラは岐阜、西濃、中濃圏域で大凶作で、県内平均では極めて大凶作に近い凶作と判定した。コナラは、西濃圏域で大凶作だったが、県内平均では凶作だった。県は「周期的に豊作と凶作を繰り返すことに加え、今年は雨が多く、日照時間が短かったことが影響したのでは」と分析する。

 ブナ、ミズナラ、コナラがいずれも凶作だった10年度は、クマの目撃件数が例年の3、4倍の833件に上ったため、県は今秋も冬眠前のクマが人の生活圏に大量出没するのではと危機感を募らせる。県内では今年4月から8月31日までに337件のクマの目撃情報が寄せられており、08年度以降で最多。うち、揖斐郡揖斐川町と下呂市では2件の人身被害があった。

 県は「山に入る際は、ラジオや鈴で大きな音を出して人の気配を知らせ、生ごみや未収穫の果実を野外に放置しないでほしい」と話している。

 
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