クマに襲われ70歳けが…鹿角[秋田県]
13日から14日にかけてクマの出没が相次ぎ、鹿角市八幡平の山林では、キノコ採りの男性が襲われてけがを負った。仙北市ではクマと車の接触事故も起きた。
鹿角署の発表によると、クマに襲われたのは、鹿角市内に住む無職男性(70)。14日午前9時10分頃、国道341号の熊沢地域から林道を約4キロ入った付近でキノコ採りをしていたところ、体長1メートル以上のクマが現れ、引っかかれるなどした。
鹿角広域行政組合消防本部によると、男性は顔や頭に計9か所の裂傷を負い、出血していた。意識ははっきりしており、命に別条はないという。
14日午後0時35分頃には、仙北市角館町西長野の国道46号で、秋田市の男性(57)の車が道路を横切ってきた体長約80センチのクマと接触した。仙北署の発表では、男性にけがはなく、クマは、そのまま山林に逃げ去った。
13日深夜には、秋田市濁川の市道をタクシーで通りがかった同市の男性運転手(63)が、住宅街を歩く体長約50センチのクマを見つけ、110番した。クマは山林に逃げた。