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今年の秋は熊出没注意!国内で3件襲撃相次ぐ

22日、福井県永平寺町、長野県大町市、山形県小国町の各地で、クマに襲われて男性が負傷する被害が発生した。例年以上に国内で、クマによる人身被害が相次いでいる今年、専門家は「冬眠に入る11月までは特に警戒が必要」と指摘する。

 22日午前から午後にかけ、クマに人が襲われる事故が相次いだ。いずれも命に別条がなかったものの、今年は各地で同様の事故が起きている。

 午前11時ごろには、福井県永平寺町の遊歩道で、兵庫県川西市から付近の古墳見学に訪れていた男性(66)が体長約1メートルのクマに襲われ、頭をかまれるなどしてけがを負った。クマは現場から逃げ、同町職員らが捜索したが見つからなかった。

 午後0時45分ごろには、長野県大町市の市道で、近くに住む無職男性(72)が襲われ、顔や右脚にけがをした。市職員が現場付近で子グマとみられるクマ2頭を発見したが、捕獲できなかった。

 さらに午後3時ごろには、山形県小国町の山中でキノコ採りをしていた同町の無職・宮阪優さん(69)が体長約1・8メートルのクマに右太ももをかまれ、軽傷を負った。近くに木に登った子グマ2頭がいたことから親グマとみられる。宮阪さんがスパイク付きの地下足袋で蹴るなどしてクマを追い払った。

 環境省の統計によると、クマによる人身被害は昨年は42件だったが、今年は7月の暫定値ですでに34件と急増している。同省鳥獣保護業務室は「昨年は豊作だった餌のドングリが、今年は不作と言われており、餌を集めるために(人間の生活圏に)クマが出没しているのではないか。冬眠に入るために餌を集める11月くらいまでは特に警戒が必要です」と指摘する。

 街中で出没するケースも数多く起きているが、遭遇した場合の対処法については「じっとしていると近寄ってくるので、死んだふりというのは得策ではないです。走って逃げるのも絶対に危険です」としながら「にらみつけて一定の距離を保ちながら、徐々に離れていってください」と解説した。

 
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