top of page

クマ:目撃情報急増で「クマ注意」の張り紙設置−−高山市 /[岐阜県]

 ツキノワグマの目撃情報が多発していることを受けて、高山市は24日、市民に注意を促す張り紙の掲示を始めた。県内では今年に入ってから前年の2倍近い目撃情報があり、23日には白川村で夫婦がクマに襲われ負傷する被害も出ており、県や市は注意を呼び掛けている。

 県自然環境保全課によると、今年度のクマ目撃件数は607件で前年度同期の324件の2倍近く。9月だけをみても昨年は32件だったが、今年は23日現在で211件と急増している。高山市内の9月の目撃件数は24日午後5時現在64件で、大量出没した2010年9月の47件を上回る。クマが餌としているドングリが軒並み凶作で、食べ物不足が原因とみられるという。

 市は、観光客が多く訪れる紅葉シーズンを前に、市民の注意を喚起しようと、多くの人が利用する場所や通学路などの出没場所を中心に「危険クマ注意」と書いた張り紙を掲示することにした。

 張り紙はラミネート加工をしたA3サイズ。この日は、今月21日に目撃情報があった同市赤保木町の「風土記の丘史跡公園」内の2カ所に張り紙を貼った看板を立てた。市農務課の大坪達也主査(50)は「今年はドングリが不作で山に食べ物がなく、食べ物を探しに里に出てくるので気をつけてほしい」と話している。【宮田正和】

Featured Posts
最新記事
すべての記事
タグから検索
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page