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胆振西部でクマ目撃相次ぐ…今月で4件発生 [北海道]


胆振西部で7月に入り、クマの目撃が相次いでいる。伊達署や関係市町によると、23日までに伊達市と洞爺湖、豊浦両町で計4件。いずれもけが人はいなかったが、関係機関は注意を呼び掛けている。

 洞爺湖町大原の町道では6日午前11時ごろ、小型のクマ1頭が横断するのを、ごみ収集作業中の男性が発見、付近で幅12センチの足跡が見つかった。豊浦町礼文華の国道37号では、10日午後7時25分ごろ、体長2メートル程度のクマ1頭が横断するのを、車で走行していた札幌市の男性が発見した。  伊達市では紋別岳登山道の8合目付近で、21日午前9時半ごろ、体長30センチほどのクマ1頭を登山中の女性が発見し、すぐに下山した。北海道猟友会伊達支部副支部長で、鳥獣保護員を務める山田實さん(75)と市職員が翌22日、確認のため入山、クマの痕跡は見つからなかったが、目撃地点の約100メートル麓側でアライグマと見られる足跡があり、見間違いの可能性もある、とみている。  紋別岳山麓では23日午後0時45分ごろにも、登山口に近い幌美内町の北海道社会福祉事業団が運営する太陽の園の敷地内市道で、体長約1メートルほどのクマ1頭が横断するのを、車で通り掛かった施設職員が発見。現場は市街地まで2・5キロの地点で足跡は見つかっていない。太陽の園では、施設の入所者や職員に1人では出歩かないよう、注意を促した。  各自治体は「ヒグマ出没中」などと記した看板を目撃地点の周辺に設置し、注意を呼び掛けている。  山田さんによると、大滝区を除いた伊達市内では2012年(平成24年)12月にクマの出没が確認されている。「例年に比べ餌が少なく、子別れの時期と重なっている影響が考えられる」と話し、注意点としてラジオや鈴など音を出す物を身に付ける―などを挙げている。 (野村英史)

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