野生動物救護に協力を 県自然環境保全センターが募集[神奈川県]
県自然環境保全センターは、野生動物救護ボランティアを募集している。けがをするなどした野生の鳥類や哺乳類の世話をする。今月下旬に講習会があり、応募締め切りは九日。
十五歳以上なら誰でも参加できる。講習会は二十一日か二十二日のどちらかに申し込む。内容は野生動物の関係法規や衛生管理、餌の与え方の実習なども行う。定員はそれぞれ三十人程度。
講習会の受講後は、八月末までにセンターで三日以上研修し、九月下旬にボランティアスタッフとして登録される。登録後は、自分の都合の良い日にセンターで作業をする。交通費も自己負担で完全無報酬。
ボランティア制度は一九九七年度から開始。約二百人が登録している。二〇一二年度の救護数は七十七種五百九十一件で、多いのはツバメやスズメ、タヌキなど。県のレッドリストで絶滅危惧種に分類されているハヤブサやツキノワグマが保護されたこともある。
センター自然保護課の担当者は「一生懸命世話をしても半数は死んでしまう。また野生に返すために、人に慣らさない配慮も必要」と話し、意欲の高い参加者を求めている。問い合わせは、同課=電046(248)6682=へ。
2014年6月4日
引用元:http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20140604/CK2014060402000157.html