イノシシ、列車に動じず子育て 日田・天ケ瀬駅[大分県]
日田市のJR久大線天ケ瀬駅の線路脇の山で、イノシシが子育てを始めた。列車の音にも動じず、6日は「ウリ坊」と呼ばれる子供が5匹も生まれていたことが分かった。昨年も同じ場所で子育てをしており、2年続きのおめでただ。
イノシシ一家が暮らし始めたのは、駅の上下線のホームからも見える場所。スギの大木の下のくぼ地で、雨を避けるのに最適だ。村尾尚三駅長(63)は「3日ほど前、イノシシがいるのに気づきました。昨年も同じ場所で4匹が生まれたので、その1匹が大きくなって来たのでは」と話す。
この日は、天敵のカラス2羽が線路脇のフェンスに止まって見ていたので、ウリ坊たちが生まれたことに気づいたという。母親から離れず、元気に乳をねだっていた。村尾駅長ら駅関係者は「来年も楽しみです」と笑顔だった。
2014年6月7日
引用元:http://www.asahi.com/articles/ASG6656VKG66TPJB013.html