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クマ:目撃118件 昨年ドングリ豊作、子グマ増える? 県の対策連絡会議が初会合[福島県]

ツキノワグマの山林や人里への出没が多発していることを受け、県は13日、「ツキノワグマ被害対策庁内連絡会議」の初会合を福島市で開いた。県内では今年度、山菜採り中にクマに襲われ重軽傷を負うケースが4件あり、目撃情報も118件と前年同期(73件)を大幅に上回ったことが報告された。県内で最も目撃の多い会津地方振興局は近く、クマの目撃情報や出没予測をまとめた地図の作成を始め、秋前には公表する予定。

 連絡会議は、県生活環境部の久能祐二次長が座長を務め、各地方振興局の担当者や獣医ら25人が参加。県の担当者は、クマの出没が増えた理由を「昨年度は堅果類(ドングリなどの硬い果実)が豊作でクマの栄養状態が良くなって子グマがたくさん生まれ、エサを求めて人里まで下りてきているのでは」と分析した。

 会津地方振興局の担当者は「被害を防ぐためには、山林や人里など場所に応じたきめ細かい対策が必要だ。豊富な知識を持った専門スタッフを常時配置する必要がある」と述べた。

 連絡会議は、クマの出没が多くなる秋に向け、今後も必要に応じて開催する。

2014年6月14日

転載元:http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20140614ddlk07040255000c.html

 
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