道内各地、クマに注意 過去10年で最多の目撃[北海道]
道内各地で今年、ヒグマの出没が相次いでいる。道警によると、1~5月の目撃件数は過去10年で最多の232件。札幌市中央区ではこの1カ月間に7件目撃され、網走市では今月、市街地に出没した。住民に不安が広がるなか、小学校への電気柵の設置を例年より前倒しするなど、行政も対応に乗り出している。
網走市潮見5丁目で15日夜、車を運転していた女性がクマを目撃した。郊外店が並ぶ市街地だ。市は近くの小中学校に集団登下校を指示した。市内では11日夜から12日夜にかけても4回目撃されていた。
札幌市南区では16日早朝、札幌藻岩山スキー場南斜面でワラビ採りをしていた60代男性がクマと遭遇。2~3メートルの至近距離で、「うぉー」と男性が大声を上げると、クマは離れていったという。
2014年6月21日
転載元:http://www.asahi.com/articles/ASG6N51Z4G6NIIPE00V.html