ジビエふるまう「狩りガール」 横浜でイベント[神奈川県]
狩猟でとれた野生動物の肉「ジビエ」を使った料理のおいしさを広めようと、横浜市金沢区の野島公園で29日、バーベキューのイベントが開かれた。
企画したのは、同市保土ケ谷区に住む上野朱音(あかね)さん(28)。東京・神保町の
老舗ロシア料理店で料理人として働きながら、昨秋に狩猟免許と空気銃の免許を取得した
「狩りガール」。先輩ハンターらと丹沢などで狩猟経験を積むうちに、とれた肉をおいしく食べてもらえるよう、自分の料理の腕を生かしたいと思った。
管理捕獲でとれた肉などを使い、「鹿ロースのたたき」や「イノシシのシュラスコ風炭火焼き」などの力作が登場。「下ごしらえで毎晩、3時間ほどの睡眠でした」。先輩ハンターや狩猟免許を取る予定の大学生など約30人が集まり、「やっぱりプロが作ると違う」とジビエの魅力を再確認した。