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わな使用を再開 銃は中止継続 有害鳥獣捕獲で静岡県猟友会[静岡県]

 静岡県猟友会は1日、7月20日に発生した猟銃誤射事故を受けて23日から県内全域で中止していた銃とわなを使った有害鳥獣捕獲について、わなの使用を条件付きで再開することを決めた。銃による捕獲中止は継続する。同県猟友会の伊藤政夫会長は「農作物被害が多い地域で再開の要望が強かった。各地区で安全対策を徹底した上で再開を決めた」と話している。  同県猟友会事務局が同日、県内13地区の猟友会に対し、文書でわな使用の再開を通知した。銃使用の再開時期は未定。  わな使用の再開に当たっては、(1)各地域で捕獲作業時の安全について十分に話し合い、対策を立てた上で行う(2)有害鳥獣捕獲従事者の中で、わな猟と第1種銃猟免許の保持者に限り、わなで捕獲した際に銃による止め刺しを認める――との条件を設けた。県自然保護課によると2012年度末時点で、わなと第1種の両方の免許を持っているのは約950人。  同県猟友会の佐藤均治事務局長は「死亡事故が相次いでいることを重く見ている。特に草木で見通しが悪く、暑さが厳しい夏場の銃使用については十分な検討が必要だ」としている。

 
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