狩猟免許国家試験で出題ミス 愛知県が実施[愛知県]
愛知県が3日実施した国家資格の狩猟免許(銃猟免許)試験で、ライフル銃など装薬銃対象の「第一種」と空気銃対象の「第二種」の問題用紙を入れ違えて受験者に配る誤りがあった。県が4日発表した。試験を所管する環境省と協議し、今後の対応を検討する。
県によると、誤りがあったのは、「わな猟」や「網猟」など他の狩猟免許を既に持っている人を対象にした一部免除試験。刈谷市産業振興センターで実施し、第一種の受験者8人に第二種の問題用紙を、第二種の受験者2人に第一種の問題用紙を配った。試験中に受験者から指摘があり、誤りが分かった。
印刷段階で表紙と問題用紙の組み合わせが違っていたのが原因。県担当者は「単純ミス。チェックも甘かった」と話している。
第一種の受験者には試験後、本来出題されるはずだった、装薬銃に関する5問を追加質問として回答させる善後策を講じた。県は4日にも環境省に報告し、合否の取り扱いなどについて協議することにしている。