畑にクマの食痕や足跡 札幌・釧路・北斗でトウモロコシ被害[北海道]
札幌、釧路、北斗の3市で23日、クマが畑のトウモロコシを食べたとみられる痕跡が相次いで見つかった。警察や市は警戒を呼び掛けている。
札幌市西区小別沢(こべつさわ)の貸農園の畑で午前11時ごろ、利用者の男性が、トウモロコシの食痕とクマの足跡を見つけ、札幌西署に通報した。同署によると、足跡からクマは成獣とみられる。付近では18日以降、半径約400メートルの範囲の農地や貸農園で、クマがトウモロコシを食べた跡が5件見つかっており、札幌市は同一のクマとみており、注意を促す看板を設置した。
午前11時半ごろには、釧路市音別町中音別拓北の市道近くの飼料用トウモロコシ畑にクマ2頭がいるのを、車で走行中の男性が見つけ、釧路署に通報した。
北斗市三ツ石のトウモロコシ畑でも午前8時45分ごろ、所有する男性がクマの食痕を見つけ、函館中央署に通報した。同署員と同市猟友会のハンターが現場で足跡も発見。クマは推定4歳で、トウモロコシ約120本が食べられていたという。<どうしん電子版に全文掲載>