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猛きん類のオオタカ、環境省が希少種解除へ 生息数回復 [東京都]

環境省は3日、種の保存法で捕獲や譲渡を禁じる「国内希少野生動植物種」に指定している猛きん類のオオタカについて、今年度中にも指定を解除する方針を固めた。生息数が回復しているため。10月に開く中央環境審議会(環境相の諮問機関)の小委員会などを踏まえて正式に決める。

 生息数の回復で指定が解除される野生生物は、2008年のカラス科のルリカケスに続いて2例目。ただオオタカは解除されても鳥獣保護法で捕獲は規制される。

 オオタカはタカ科の猛きん類で、体長は50~60センチ。里山などに営巣し、自然保護運動の象徴とされる。日本野鳥の会による1984年の調査では、全国で300~489羽とされていた。2008年の調査では、関東地方とその周辺だけで5818羽まで回復した。

 同省が06年と12年に公表した絶滅の恐れがある動植物のリスト「レッドリスト」でも絶滅危惧種に選ばれなかったため、解除を決めた。

 
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