絶滅寸前の四国のツキノワグマ 仔グマの順調な成長を確認 [高知県]
WWFジャパンと認定NPO法人四国自然史科学研究センターは、四国の剣山山系で実施しているツキノワグマ調査によって、2013年冬期に生まれた仔グマが親離れをし、1歳まで無事に成長をしている事実を確認しました。これは、わずか数十頭が生き残るのみといわれる四国のツキノワグマが確実...
森林除染、大半が手つかず イノシシなどの一部出荷制限続く [栃木県]
文部科学省が11年10月に行った航空機でのモニタリング調査を元に、環境省は県内の森林の汚染状況を推定した。空間線量は12・1万ヘクタールで年間1~5ミリシーベルト、23・8万ヘクタールが1ミリシーベルト以下とされた。今も汚染の実態は不透明なまま、森の恵みに影響が表れ続けてい...
剣山山系のツキノワグマ、新個体確認できず 森林管理局など昨年調査 [徳島県]
剣山山系に生息するツキノワグマの活動範囲を把握するため、四国森林管理局(高知市)とNPO法人四国自然史科学研究センター(高知県須崎市)が山林にカメラを設置して行った調査で、新たな生息域や個体は確認できず、依然として絶滅の危機にひんしていることが分かった。...
熊本で一斉に野焼き 野生のシカが逃げ惑う一幕も[熊本県]
熊本県の阿蘇山一帯や北外輪山などで8日、一斉に野焼きがあった。全国一の広さを誇る草原の維持が目的。野焼きの跡は、4月には新芽の季節を迎える。 この日は約20の牧野(ぼくや)組合で実施。登山道路周辺は観光客やアマチュアカメラマンの好ポイントで、薄茶色の草原に炎が音を立てて広が...
タヌキ専用トンネル:設置から20年[東京]
東京都町田市成瀬の市道の真下に小さなトンネルがある。両脇の山林をつなぐ「タヌキ専用トンネル」だ。住民の要望で1994年に設置された。市によると、「タヌキ専用のトンネルは世界初」とか。 市道は市が管理する「かしの木山自然公園」の脇にあり、山林を断ち切るように通る。90年代初め...
児童が熊にどんぐり[北海道]
YMCA東とつか学童クラブに通う児童109人は、近くの公園等で拾ったどんぐりを、福島県を拠点に熊の保護活動に取り組む団体に送った。 どんぐり拾いは、餌不足のため人里に近づき駆除される熊を減らそうと行われ、10月9日、地域住民らが集めたどんぐりと合わせて50kg以上を、...
シカ・イノシシ食害:消えた佛隆寺のヒガンバナ 宇陀市が防護柵設置へ [奈良県]
宇陀市榛原赤埴にある古刹、佛隆寺のヒガンバナが鹿の食害などで壊滅状態と分かり、市は獣害防止の防護柵を近く設置する。観光資源保全事業として100万円を計上し、9月市議会に提案している。 佛隆寺は真言宗室生寺派の寺院。平安時代前期に空海の高弟、堅恵(けんね)が創建したとされる。...
新たに絶滅6種 福岡県レッドデータブック刊行 [福岡県]
絶滅の恐れがある野生生物をまとめた「県レッドデータブック2014」が発行された。今回、初めて海に生息する生物などが対象となり、新たにチリメンユキガイなど6種が絶滅、ハマグリなど290種が絶滅危惧種と判断された。これで県内の絶滅危惧種は計1010種となった。県は「かつては身近...
猛きん類のオオタカ、環境省が希少種解除へ 生息数回復 [東京都]
環境省は3日、種の保存法で捕獲や譲渡を禁じる「国内希少野生動植物種」に指定している猛きん類のオオタカについて、今年度中にも指定を解除する方針を固めた。生息数が回復しているため。10月に開く中央環境審議会(環境相の諮問機関)の小委員会などを踏まえて正式に決める。...
イヌワシの狩り場守れ 人工林伐採し自然林回復へ [群馬県]
絶滅が危ぶまれるニホンイヌワシの生息環境を守ろうと、群馬、新潟県境に広がる国有林「赤谷の森」(約1万ヘクタール)の人工林の一部165ヘクタールを伐採し、イヌワシの狩り場となる自然林に戻すプロジェクトが官民合同で始まる。9月から森の植生や飛行ルートを調べ、第1段階として来年秋...