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ジビエウイーク:八女のイノシシ肉堪能して 9店舗が工夫凝らしメニュー考案−−15日まで [福岡県]

「八女ジビエウイーク」が、八女、福岡両市の飲食店9店で始まった。八女産のイノシシ肉に親しんでもらおうと、八女商工会議所が2年前から毎年開いているイベントで、15日まで。期間中、工夫を凝らした料理が味わえる。【上村里花】

 ジビエは、仏語で「野生の鳥獣肉」の意。

 八女市を悩ませているのが、イノシシによる農作物の食害。市林業振興課によると、被害額は2012年度が約9700万円、13年度は約8500万円。防護柵設置などの対策を講じており、年間の駆除も約2000頭(13年度)に上る。一方、有害駆除で捕らえたイノシシをどうするかが問題となっていた。

 八女商議所はこうした現状に着目し、有害駆除で得られたイノシシの肉を地域活性化に使えないか、と「八女ジビエプロジェクト」を12年度に発足させた。その後、イノシシ肉の活用方法について調査研究を進めつつ、同年から「八女ジビエウイーク」を開催し、イノシシ肉を売り込んできた。

 今回参加した9店舗では「いのししの溶岩焼き」や「ジビエ稲荷(いなり)」「猪(しし)肉の三種串焼き」「八女猪のラグーパッパルデッレ」など、各店が考案したメニューが楽しめる。

 また、八女市の店では、ジビエウイーク終了後も、イノシシ肉を使ったメニューやハム、ソーセージを常設メニューに取り入れる店もあるという。

 商議所の担当者は「今年はより多くの人に楽しんでもらうため、手ごろな価格設定にしてもらった。八女産のイノシシをぜひ堪能してほしい」と話す。

 問い合わせは八女商議所0943・22・5161。

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