top of page

クマ足跡発見、北広島市内4件に 市、看板設け注意喚起 [北海道]


【北広島】市内三島のゴルフ場や林道付近で、4月6日から5月4日まで計4件、クマの足跡が発見された。市によると、例年は夏から秋にかけて出没することが多く、この時期に足跡が見つかるのは珍しいという。周辺はタケノコなどの山菜を目当てに訪れる市民も多いため、市は「クマ出没注意」と記した看板を周辺8カ所に設置。一部の林道を封鎖するなどし、入山を控えるよう呼びかけている。

 クマの足跡は4月6、8日と5月4日にゴルフ場「ゴールド札幌カントリークラブ」敷地内で、5月2日にはその近くの林道付近で、それぞれ同クラブ従業員やパトロール中の猟友会会員が見つけた。このうち、1カ所では親子と思われる計2頭の足跡があった。

 付近の山林は、支笏湖や滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区)の森とつながっており、過去にもクマの個体や足跡が目撃されている。

 市内でクマの出没が確認されたのは、クマのエサとなるドングリが不作だったとされる2011年度は計6件あったが、それ以降の12~14年度は年間1~2件で推移。本年度は例年より早い山菜採りの時期に計4件あったため、市は出没地周辺に看板を立てて警戒を促しているほか、林道の一部を封鎖した。同クラブでも従業員が毎朝敷地内を巡回している。ゴルフのコースは足跡があった場所からは離れているため、客がプレーをするのは問題ないという。

 ヒグマ学習センター(登別市)の前田菜穂子代表は「山菜はクマも大好物。入山する際はクマが逃げるよう、笛を吹いたり、大きな声を出したりなどしてほしい」と話す。また、親子の足跡が見つかったことから「子グマを連れた母グマは特に攻撃的。子グマを見つけたら近くに母グマがいると考え、直ちに逃げて」と強調している。(本郷由美子)

Featured Posts
最新記事
すべての記事
タグから検索
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page