

類を見ない狩猟本に潜む、食についての根源的な問い。 ~『ぼくは猟師になった』を読む~
ユニークな狩猟本だ。銃や猟犬を使わないワナ猟というのが珍しい。著者も“まえがき”で書いている。猟師になろうと思ったころ「ワナ猟に関する本は皆無に等し」かった、と。獣を獲るにはワイヤーで自作するククリワナを、鳥には網を使う。中学生の頃から文明の利器の銃での猟はずるいと思い、動...


『狩猟女子の暮らしづくり わたし、解体はじめました』 畠山千春 著 (木楽舎・1620円)
東日本大震災後に暮らし方を大きく変えた人は少なくないが、震災後に関東から福岡県糸島市に移住した筆者の大胆な行動力には驚くばかり。なにしろ、猟師になったのだから。 震災後、筆者が直面したのは「当たり前」だったことが、一瞬にして「当たり前でなくなる」日常だった。コンビニの棚から...

![小泉武夫さんが新作小説 「猟師の肉は腐らない」自然との共生 多彩に表現[書籍]](https://static.wixstatic.com/media/c1cbc2_28fc677e4df44a95871105cd3c2ae20c.jpeg/v1/fill/w_256,h_349,fp_0.50_0.50,q_90,enc_auto/c1cbc2_28fc677e4df44a95871105cd3c2ae20c.webp)
小泉武夫さんが新作小説 「猟師の肉は腐らない」自然との共生 多彩に表現[書籍]
発酵学、食文化研究の第一人者で東京農大名誉教授の小泉武夫さん(小野町出身)が18日、新作の小説「猟師の肉は腐らない」を新潮社から出版した。 本県南部の八溝山系が舞台。愛犬をお供にイノシシやヘビ、カエルなどを狩り、保存食を作って生活している猟師の男性を、東京に住む農学者の友人...