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電気柵設置に補助金を 砺波市、JAなどと協力[富山県]

砺波市鳥獣被害防止対策協議会の総会は5日、市役所で開かれた。急増するイノシシの 農作物被害対策で、市側は電気柵の予防対策補助金をJAとなみ野などと協力して新設す るため、市議会6月定例会に予算案を計上する方針を示した。詳細を詰めて今年度から補 助や支援強化に乗りだし、実効ある対策を推進する。

 予防対策補助金は市、JAとなみ野のほか、砺波地域農業共済センターが一緒に取り組 む。

 対策協議会は捕獲用のわな6基を購入する。市が5月に6基を設置しており、今年度は 12基増で、計21基となる。このうち6基はセンサー方式を導入し、親イノシシの捕獲 を進める。

 イノシシ侵入防止柵は昨年度約9・6キロを設置し、今年度は栴檀野、栴檀山、雄神の 3地区で約32キロの設置が予定されている。

 市内のイノシシ捕獲は昨年度に初めて24頭を捕まえた。今年度は5日現在、0頭で、 捕獲計画では40頭。農作物の被害額は一昨年度が約120万円、昨年度が220万円だ った。

 イノシシ被害地域の拡大に伴い、従来は市地区自治振興会協議会から代表として、山本 稔栴檀山自治振興会長が市鳥獣被害防止対策協議会長を務めていたが、雄神、般若、東般 若、栴檀野、東山見の5地区の自治振興会長も副会長や委員となり、対策協議会の態勢を 強化した。

2014年6月4日

引用元:http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TH20140606411.htm

 
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