鳥取市のクレー射撃場再開へ 銃猟者育成拠点に[鳥取県]
2008年4月から休場している「鳥取クレー射撃場」(鳥取市覚寺)が再開する見通しとなった。鳥取県東部ではシカやイノシシによる農業被害が増える半面、銃猟者が練習や免許更新時の講習に使用できる射撃場がなく、銃猟者の育成や確保が課題となっていた。県東部1市4町の鳥獣被害対策の共有施設として再整備し、2016年春の再開を目指す。
同射撃場は、わかとり国体前の1983年に射撃競技場として市が整備。国体終了後は市クレー射撃協会が管理運営してきた。2004年に鉛弾による環境汚染問題が発覚し一時休場。除去後の06年に再開したものの、利用者低迷などで08年に再休場した。
近年は関係者の間で鳥獣被害対策の一環として再整備を求める声が上がっていたが、財源確保がネックだった。しかし、制度改正で国交付金が得られる見通しとなり、銃猟者確保の広域拠点として再整備することで関係自治体が合意。総事業費は3億6千万円で、市が鉛弾処理をした後に再整備する。
2014年6月4日
引用元:http://www.nnn.co.jp/news/140604/20140604008.html