尾瀬で今春、シカ152頭捕獲
県は、尾瀬国立公園(片品村など)周辺で今春捕獲したシカの頭数が152頭(速報値)にのぼったと発表した。県は春と秋の2回、シカを捕獲しているが、既に昨年の148頭を上回った。県自然環境課は「シカの移動時期に合わせて捕獲できた。地元猟友会の熱意も大きい」としている。
尾瀬のシカ被害は数年前から急増しており、ミズバショウなどの食害や、湿原の掘り起こしが目立っている。県は昨年度からシカの個体数調整に取り組んでいる。
同課によると、捕獲手段はいずれも「くくりわな」で国道401号沿線で19頭、丸沼周辺で133頭を捕獲(雄70頭、雌82頭)。同課は秋の捕獲活動に備え、自動撮影カメラを設置し、シカの行動を調査するとしている。
2014年6月13日
転載元:http://sankei.jp.msn.com/region/news/140613/gnm14061302010002-n1.htm