昨年度の野生動物による農林業被害額は8%減少[山口県]
県は、昨年度の野生動物による農林業への被害額が前の年度より8%減少し、5億4000万円となったと発表した。これは県鳥獣被害防止対策協議会で報告されたもので、被害額は2010年度の8億円をピークに3年連続で減少している。被害全体の4割を超えているのはイノシシによる被害で2億4000万円にのぼり、水稲を中心に被害を与えているが前の年度に比べ4000万円ほど減少している。次いでサルによる被害が1億1500万円、シカによる被害が9800万円となっている。県では被害が減った理由について、国の交付金による防護柵の設置や広域的な捕獲体制の成果などをあげている。協議会では今後3年間で被害額を3億円以下とする目標が示され、引き続き対策を進めることが確認された。
2014年6月18日
転載元:http://news24.jp/nnn/news8705050.html