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鹿の飛び出し…ハンドル切らず、ブレーキを[兵庫県]

朝来市澤の国道312号で16日、トラックが鹿を避けようとして急ハンドルを切り、道路脇の信号機をなぎ倒す事故があった。南但地域では鹿との衝突事故が日常化、「空から降ってくる」ように宙に飛び出してくる鹿もいるといい、朝来署は「どうしても避けきれない時は無理にハンドルを切らず、鹿にぶつかったほうが危険は少ない」と助言する。

 署によると、午前3時45分頃、荷物を運んでいた保冷車が道路左側の信号機(高さ約5メートル)にぶつかって金属製支柱を倒し、制御装置を壊した。運転手の男性(46)にけがはなかった。約5時間後に信号機を仮設するまで、署員が交通整理をした。

 朝来署には、鹿との衝突事故の通報が週1、2度あり、把握していない分も含めると年間100件以上にのぼるとみられる。

 隣の養父署でも2013年度に92件を数え、県養父土木事務所が朝来、養父両市の国道と県道で処理した死骸は119体。国直轄の国道9号分を加えるとさらに増え、路上に倒れた鹿は但馬のドライバーには日常的な光景になりつつある。

 今回のように急ハンドルを切るのは、対向車や歩行者を巻き込む大事故につながりかねず、朝来署は「しっかりブレーキを踏み、止まりきれなければ鹿にぶつかったほうが、車は壊れるけれどむしろ安全」と説明する。

 ほかの動物のように道路を走って横切らず、勢い良くはねて飛び出してくる場合も多く、「いきなり鹿が空から降ってきて車が大破する事故もある。出没場所では速度を落として走るのが一番」と警鐘を鳴らす。夜道ではライトを上向きにして走ると、鹿の目が光って遠くから発見しやすいという。

2014年06月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

転載元:http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20140616-OYTNT50294.html

 
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