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捕獲隊が初のイノシシ駆除。高岡・沢川地区、被害抑制へ一歩[富山県]

高岡市福岡町沢川(そうごう)で、地区限定の有害鳥獣捕獲隊が24日までに、初めて イノシシを捕獲した。富山県の鳥獣保護区に指定されている同地区で、市の許可を受けて 始めた活動が結実。農作物被害の抑制に向けた一歩で、隊員は「今後の励みとなる」と喜 んでいる。

 沢川地区では現在、沢川集会所横などに6基のおりを設置している。このうちの一つで 20日、体重約40キロの成獣のイノシシ1頭が入った。

 捕獲隊の結成後、隊員は市や県などが開催したおりの設置講習会に参加し、おりの設置 場所やまき餌となる米ぬかの散布方法を市外のベテラン捕獲員から教わっていた。米ぬか が食べられるたびに根気強くまき直すなど日々の努力が捕獲につながった。

 前田由市代表(60)は「なかなか捕まえることができず不安だったが、ようやくおり にかかってくれた」と話し、高岡市は「おりの設置研修を開いたことも役に立った。さら なる捕獲を期待したい」(農業水産課)としている。

 昨年度、沢川地区では12頭のイノシシを捕獲しており、高岡市全体の捕獲数の半数近 くを占めた。農作物被害が後を絶たず、民家周辺にも出没する事態となっていたため、鳥 獣保護区の沢川で例外的に捕獲活動が行える隊員として住民4人を市が委嘱した。今年は 23日までに、市内で5頭のイノシシが捕獲されている。

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