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給食にジビエカレー 揖斐川町、地元シカ肉うまく活用[岐阜県]

 学校給食でジビエ(野生鳥獣の肉)料理の普及を-と、揖斐郡揖斐川町は25日、幼児園、小中学校などの給食に地元産シカ肉を使った「ジビエカレー」を出した。県ではシカやイノシシの食肉活用を進めているが、学校給食でのシカ肉の利用は、県内初の試み。

◆児童ら獣害学び舌鼓

 同町谷汲で「ギフジビエ」ブランドを立ち上げ、新たな食肉産業の普及に取り組む所産業(所竜也社長)が町に働きかけ、実現した。町学校給食センターが23施設へ配食する計3千食をつくり、肉は約20頭分のロースやモモの約60キロを用意。香辛料を加えるなどの工夫をし、子ども向けに食べやすく調理した。

 同町谷汲名礼の谷汲小学校では所社長と、同町在住の岐阜大学野生動物管理学研究センターの森部絢嗣助教が訪れ、野生鳥獣を食材利用する理由などを教えた。児童らはシカが増えすぎて、農業や生態系に影響を与えている実態を知り、ジビエカレーに舌鼓。「思ったよりおいしくて、(肉の)かみごたえがいい」と感想を話していた。

 揖斐川町では来年度以降、シカ肉の学校給食への本格的な導入を検討しており、所社長は「学校給食での利用が県内に広まってほしい」と期待していた。

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