窓突き破り民家にシカ 桐生・新里[群馬県]
1日午前7時50分ごろ、桐生市新里町山上の萩原泰雄さん(65)方に、シカ1頭が掃き出し窓のガラスを突き破って飛び込んだ。数十分間にわたって家の中で暴れ、屋外に逃げた。けが人はいなかった。 萩原さんによると、シカは体長1メートルほどで角はなく、雌だったとみられる。家の中に入った後、出口を探して暴れ回り、萩原さんが捕獲を試みたが振りほどいて屋外に逃げた。 萩原さんは「まさかシカが家の中に入ってくるなんて」、妻の広子さん(65)は「ガラスが割れるすごい音がして何事かと思った」と驚きを隠さなかった。 現場は市新里支所の西約800メートルで、県道前橋大間々桐生線に面した民家。市の担当者は「新里地区の山間部にはシカが生息しているが、住宅地に出没するのは珍しい。家の中に入った例は聞いたことがない」と話している。