出雲北山、湖北のシカ捕獲過去最多2136頭[島根県]
島根県出雲市の北山、湖北両山地での2013年のニホンジカ捕獲頭数が、記録が残る1956年以降で最多の2136頭に上った。市が狩猟者への奨励金を引き上げ、態勢を強化したことが要因。しかし、両山地には13年末時点で約1800頭が生息し、年間700~800頭が生まれているとみられる。生息数の適正管理は容易ではない。
県鳥獣対策室によると、かつて県全域にいたニホンジカは、乱獲などで減少。保護を打ち出すと北山山地を中心に増加し、90年代以降は木の芽を食べるなど、林業への影響が目立ち始めた。近年は、生息域を北山から東方の湖北に広げつつある。 【詳しくは本紙紙面をご覧ください】