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「みえジビエ」新たに15施設[三重県]

 県の品質・衛生管理マニュアルに沿ってシカやイノシシの肉を提供している事業者を県が認定する「みえジビエ登録制度」の第2回登録証交付式が24日、県庁で行われ、新たに7事業者15施設が登録された。これで同制度の登録は16事業者28施設となった。

 同制度は、解体処理から販売加工、提供までを対象にした全国初の登録制度で、今年5月に初めて9事業者13施設が登録された。

 新たな事業者は、リゾートホテル奥伊勢フォレストピア内の「レストランアンジュ」(大台町)、ホテルグランコート津西内のレストラン「カフェ ミ・テール」(津市)など。

 交付式で、橋爪彰男・県農林水産部長が「獣肉の利活用を進めることは、農産物の獣害対策にも効果がある」とあいさつ。登録証を受けたレストランアンジュの野呂泰司料理長は「シカ肉料理の安全安心のPRにつながる」と話した。

 県内の野生鳥獣による2012年度の農林水産被害は約7億円。獣肉の利活用が進んだことなどから、前年度に比べて約1億2000万円減少した。

 
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