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エゾシカの交通事故、道南で急増 昨年88件、生息数が増加か [北海道]

 エゾシカの関係する交通事故件数が、道南地方で急増している。南部(後志、渡島、檜山管内)の事故件数は全体に占める割合が少ないものの、2013年は88件と、統計を取り始めた04年の4件から大幅に増えている。道内のエゾシカ生息数は減少傾向とされるが、専門家は「南部では増加している可能性が高く、対策が急務」と指摘している。

 データはエゾシカと車が衝突、またはエゾシカを避けようとして起きた交通事故について、道警からの情報を基に道がまとめた。道内を東部(オホーツク、十勝、釧路、根室管内)、西部(空知、石狩、胆振、日高、上川、留萌、宗谷管内)、南部の3地域に分けて集計している。

 南部のうち、後志管内の13年の件数は、前年比2・9倍の44件。渡島管内は同1・8倍の42件でいずれも過去最多だった。一方、件数が最も多い釧路管内を含む東部はピークの11年(1213件)以降減少し、13年は前年比12%減の829件。西部は同8%増の901件で横ばい。道全体では1818件で、11年に比べ21%減少した。

 道によると、道内の13年度のエゾシカ推定生息数は前年度比3万頭減の約56万頭。ただ生息数は東部と西部のみで推計し、南部は「データが少ないため調査中」(道エゾシカ対策課)だ。<どうしん電子版に全文掲載>

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