新たに鳥獣被害対策実施隊を組織[山口県]
下関市は、有害鳥獣の駆除にあたる人たちの負担軽減を図ろうと、新たに鳥獣被害対策実施隊を組織した。隊員の身分は市の非常勤職員となる。下関市では、これまで、猟友会の人達で組織する「捕獲隊」がイノシシやシカなどの駆除にあたっていた。新たな「鳥獣被害対策実施隊」は、この捕獲隊をベースに組織されるもので、1日は、市内6地区の猟友会の会長に辞令が交付された。駆除活動隊員の身分は、市の非常勤職員で、報酬は年間2,000円、駆除でケガを負った場合は公務災害が適用される。また一定の条件をクリアすれば、猟銃所持許可更新時の技能講習が免除されるほか、狩猟税も半額に減免される。今回、猟友会の会員およそ280人が隊員となった。猟友会の会員を、有害鳥獣対策の非常勤職員とするのは県内では下松市に次いで2例目