イノシシ肉料理も登場 獣害対策リーダー研修、20人に修了証 [栃木県]
とちぎ獣害対策地域リーダー育成研修会の修了認定式が6日、宇都宮大峰キャンパスで開かれ、20人に修了認定証が手渡された。イノシシ肉などの消費、需要を拡大させ捕獲増につなげようと、プロのシェフがイノシシ肉を使った料理を披露した。
野生鳥獣による県内の農業被害額は増加傾向で、2012年度は3億円を超えている。
こうした状況を受け、本年度始まったリーダー育成研修会は、8月から計10回開かれ、計101人が野生鳥獣の生態や被害防止対策の技術を学んだ。一定の条件を満たし修了認定証を受けた人は今後、各地域で行われる対策の核となる。
一方、イノシシ肉の赤ワイン煮込み、ポトフの調理が実演された。実演では、全頭検査を行う那珂川町加工施設のイノシシ肉が使われた。