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シカ目撃 県内は7頭…昨年度、森林管理局 [秋田県]

◆「定住させない」対策へ

 東北森林管理局が2014年度に実施したニホンジカ影響調査の結果、県内では7頭目撃されていたことが22日、わかった。これには含まれていないものの、昨年度、ニホンジカとみられる動物が世界自然遺産の白神山地周辺でカメラに写っており、同管理局は「今後、白神山地周辺に移動する可能性がある。県とやり取りしながらシカが増えないよう対策を練りたい」としている。

 調査は、増加傾向にあるシカの農林業被害の対策を検討するため、同管理局が管内(福島県を除く東北5県)で初めて実施した。岩手県では昨年4月から、秋田など4県では同6月から今年3月まで、職員や協力を依頼した猟友会員などが森林でシカや痕跡を見つけた場合、記録している。

 その結果、県内では、昨年8月上旬から10月下旬にかけて仙北市や秋田市、上小阿仁村など5市村で雄1頭、性別不明6頭の計7頭が目撃された。シカが食べるために木の樹皮を剥いだり、葉や枝をかじったりした痕跡はなかった。

 同管理局は「今回は目撃されなかったが、雌がいると、定住している可能性が高く、今後も増える懸念がある」と警戒。「本来、秋田にシカはいなかったが、岩手などから生息範囲が広がってきている。定住させないよう、対策を練らないといけない」としている。

 県内では昨年10月、白神山地の世界遺産地域から約150メートル離れた八峰町の山林で、ニホンジカとみられる動物が撮影されている。

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