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オオカミ復活で日本の山の生態系守れ 6月8日、川越でシンポ [埼玉県]

シカの食害などによる生態系破壊をオオカミの視点で考えようと、「日・米・独オオカミシンポジウム2015 復活と保護」(産経新聞社など後援)が6月8日午後6時から川越市のウェスタ川越で開かれる。

 日本オオカミ協会が同月3日から8日まで、全国6カ所で開催するシンポジウムの一環。川越では同協会埼玉県支部(岩堀弘明支部長)が主催する。

 日本では約100年前、ニホンオオカミが絶滅。生態系の頂点に立つ捕食者がいなくなり、シカやイノシシなどが急増。森林が食害され、農作物被害、山の荒廃を招く一因となった。

 シンポジウムはアメリカとドイツのオオカミ専門家2人が講演。米国・イエローストーン公園で絶滅したオオカミを再導入した結果、破壊された生態系が修復された事例や、ドイツでのオオカミ保護の現状などを紹介。パネルディスカッションも行われ、会場の質問も受ける予定。

 岩堀支部長は「日本でも荒廃した山を回復するにはオオカミの復活しかない。オオカミは人を襲うという誤解があるが、もともと臆病な動物。オオカミを理解し、復活を求める機運を高めたい」と話している。

 入場無料。定員は先着順で300人。同時通訳のレシーバーを貸与する。申し込み締め切りは6月3日。問い合わせは、事務局(電)049・225・5111。

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