山菜やクマ汁で満腹 白山一里野温泉 祭りで魅力発信 [石川県]

山の幸を心ゆくまで味わう白山市の白山一里野温泉観光協会おかみの会の「まんぷくりん祭」が十七日、白山一里野温泉スキー場(尾添)であった。旬の山菜の天ぷらやクマ汁などが並び、家族連れらでにぎわった。(谷知佳)
ウドやタラの芽など揚げたての天ぷらの盛り合わせに、長い行列ができた。家族で訪れた金沢市鞍月小学校四年の佐藤美月さんは「サクサクする」、同二年の妹、美涼さんは「苦味があっておいしい」と満足していた。
雪が解けて草地となったゲレンデは、やまびこが聞こえることから同協会によって「ヤッホーの丘」と書かれた看板が設置され、開放された。子どもらは寝転んだり、駆け上がったりして楽しいひとときを過ごしていた。
十三日に市役所で山田憲昭市長から受けた助言を取り入れ、祭りの良かった点や改善点を来場者に尋ねるアンケートも実施した。
四月から愛称が新しくなった白山白川郷ホワイトロードの有料区間の開通を控え、おかみの会の林恵子会長は「素通りせず、温泉や宿泊に寄ってもらえるよう、魅力を発信したい」と話している。