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宇奈月で「カウベルト」、今年も開始 害獣よけに[富山県]

畑などを荒らすサルやイノシシ、クマが人里に近づかないようにするため、山と人里の境目の帯状エリアに牛を放牧する「カウベルト」が2日、黒部市宇奈月町内山地区で始まった。同市では8年目になる取り組みで、これから市内3カ所で相次いで牛が放牧される。牛たちは11月ごろまで野草を食べながら、サルやイノシシを踏み込ませない“大役”を担う。

 カウベルトは、耕作放棄地などを電気柵で囲い、その中に牛を放牧して、野草除去と害獣排除を図る取り組み。県と市町村が連携して支援し、内山地区では5年目。今年は、富山地方鉄道愛本駅近くの耕作放棄地など約2ヘクタールが対象地になった。

 放牧されたのは、立山町の畜産農家が育てる妊娠中の繁殖和牛2頭で、まる(6)とさくら(5)。妊娠中の牛はおとなしいため、内山自治振興会が頼んで借りている。

 2日午前、放牧式が催され、毎朝えさを与える地区住民や獣医師、市・県の職員らが参加。牛や電気柵を検査したあと、2頭を対象地へ放した。2頭はのんびりと歩きながら、さっそく野草をかじったり、時々通る電車の音に驚いたり。2頭とも11月に出産予定で、直前まで任務にあたるという。

2014年6月3日

引用元:http://www.asahi.com/articles/ASG625GW9G62PUZB011.html

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