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エゾシカ肉 流通量増を考える[北海道]

 農作物に大きな被害を及ぼしているエゾシカについて、捕獲を行っても肉があまり流通しないことから、流通量を増やす方法を考える会議が、17日、網走市で開かれました。 この会議は、道のオホーツク総合振興局が管内の自治体や猟友会などに呼びかけて開いたものです。

 オホーツク海側では、エゾシカの農業被害が深刻化していて、道や市町村が捕獲を進めていますが、エゾシカの肉はあまり流通していないのが現状です。

 17日の会議では、道の「エゾシカ衛生処理マニュアル」に従った処理施設が不足していて、捕獲されたエゾシカの肉の多くが捨てられていることが報告されました。

 これに対し参加者からは、処理施設の不足は、簡易的な処理をして処理施設に運ぶ体制を作ることで、対応出来るのではないかといった意見が出されました。

 オホーツク総合振興局の沖野洋環境福祉長は「エゾシカの肉の供給する体制を強化し、オホーツク地域一丸となってエゾシカの肉のブランド化を目指したい」と話していました。

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