ジビエバーガーを販売 13日から古座川の一枚岩鹿鳴館で[和歌山県]
和歌山県古座川町相瀬の一枚岩鹿鳴館は13日から、シカ肉のハンバーグを使った「ジビエバーガー」の販売を始める。野崎舞店長(32)は「食べやすいので、ジビエ肉が苦手だという人にもぜひ味わってもらいたい。トッピングには古座川の特産物を使っている」と話している。 町は同町月野瀬の南紀月の瀬温泉ぼたん荘裏にシカやイノシシの肉を解体・加工する「鳥獣食肉処理加工施設」を建設中。来年5~6月の稼働に向け、町産業振興課とぼたん荘がジビエ料理の第1弾としてジビエバーガーを開発した。 施設の運用前からジビエ料理をPRするため、鹿鳴館で先行販売する。鹿鳴館は以前から、テークアウトできる商品を提供できないかと考えていたという。町産業振興課とぼたん荘が伝えたレシピで鹿鳴館のスタッフが調理する。施設が稼働するまでは、和歌山市の食肉処理加工施設からシカ肉を仕入れる。 ジビエバーガーはシカ肉100%のハンバーグと一緒にトマトやレタス、タマネギをパンで挟んでいる。味付けに同町三尾川にある「天正堂」のブルーベリージュースを入れたシカ肉のミートソース、同町平井の農事組合法人「古座川ゆず平井の里」のゆずこしょうを混ぜたマヨネーズを加え、アクセントを効かせている。 平日は20食、土日曜と祝日は50食を販売する。テークアウトは、平井の里のゆずドリンクとのセットで500円。ハンバーガー単品で350円。店内で食べる場合も値段は同じだが、セットのドリンクを店内のドリンクメニューから選ぶことができる。鹿鳴館の周辺にのぼりを立て、チラシを配布してPRする。 営業時間は午前9時~午後4時半(土日曜と祝日は午後5時まで)。年中無休。 問い合わせは一枚岩鹿鳴館(0735・78・0244)へ。
【13日から販売を始めるジビエバーガーとゆずドリンクのセット(10日、和歌山県古座川町相瀬で)】