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ピタリ照準「育てハンター」 来月、体験会[兵庫県]

 神戸市内の住宅地で、通行人らがイノシシに襲われる被害が相次ぐ一方で、有害鳥獣の駆除を担ってきた県猟友会(◎)の会員数は年々減少し、高齢化が進んでいる。このため、市は11月10日、捕獲活動や射撃に関心を持ってもらい、後継者を育てるための「ハンター体験会」を初開催する。(畑中俊)

 市内では4~9月、東部の住宅街を中心に、住民らがイノシシに襲われる被害が50件相次ぎ、計40人がけがを負った。市によると、捕獲頭数は2010年頃から急増しているという。

 一方で、県猟友会の会員数は年々減少傾向。04年度は3983人だったが、13年度には3193人にまで減った。メンバーのうち、市の依頼で捕獲活動を担ってきた有害鳥獣捕獲班員は115人。60歳以上が全体の75%を占める。後継者不足が深刻化しているため、市はハンター養成に乗り出した。

 体験会は、県との共催。西区の大学共同利用施設で、有害鳥獣捕獲班員から捕獲活動の意義や模擬銃の使い方の講義を受けた後、射撃場で実際の射撃の様子を見学。神戸ワイナリー(農業公園)でイノシシ肉の試食会も行われる。

 市農政部計画課は「体験会を通じて狩猟活動に関心を持つ人が増え、ハンターになりたい人の裾野が広がるきっかけになれば」としている。

 定員30人。狩猟に関心のある市内在住の20歳以上の人が対象で、狩猟免許の有無は問わない。参加費1000

円。市のホームページなどで入手できる申込書に、氏名や住所などを書き、〒650・8570 神戸市中央区加納町6の5の1 神戸市農政部計画課に郵送するかファクス(078・322・6079)で申し込む。締め切りは今月28日。

 問い合わせは同課(078・322・5361)まで。

 (◎)県猟友会 狩猟法規の普及の徹底や有害鳥獣捕獲への協力に取り組む一般社団法人。各都道府県に設置されており、全国組織・大日本猟友会もある。県猟友会は1932年設立。県内に61支部がある。

 
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