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シカ捕獲、15年度は1万頭以上 農作物被害で強化 [岩手県]

 岩手県は2015年度、県内で急増し、農作物被害が拡大しているニホンジカの捕獲対策を強化する方針を固めた。県全体の年間の捕獲数は過去最多規模の1万頭以上を目標とし、県や市町村がハンターに要請。個体数を調整し、被害の深刻化に歯止めをかける。狩猟者の減少や高齢化に対応し、地域を挙げて捕獲を推進する仕組みづくりにも力を入れる。

 県は15年度当初予算案に関連費用約2億円を盛り込む見通し。県内全域で緊急的にシカの生息密度を下げる目的で、より強力にシカの捕獲を進める。併せて、拡大するシカの生息域の調査や、近年侵出が確認されている早池峰山周辺の監視体制の整備、各市町村の捕獲や防止柵設置の支援などを行う。

 シカによる農業被害は年々深刻化。被害額は12年度約2億8千万円、13年度約2億9千万円に上り、今後の拡大が懸念される。

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